美容外科

【解説】歯列矯正の方法や費用トリセツ~実際の治療ステップ~

歯列矯正とはそもそも何なのか

歯列矯正とは、歯並びが悪い状態を治療することです。治療ではありますが、直ちに健康に害がないので、公的医療保険の対象外となります。通常の虫歯治療などよりはるかに高額な費用がかかります。健康状態を保つためにどうしても歯列矯正が必要な時は、公的医療保険の対象となる場合があります。「歯並びが悪い」というのは明確な基準がなく、自分がどう思うかに依存します。そして仕上がりについても、最終的に自分がどう思うかはその時になってみないと分かりません。2年前後の期間、100万円前後の費用がかかるので後悔しないように判断してみてください。

矯正方法(矯正装置)の種類にはどのようなものがあるか

代表的な4種類

矯正方法の種類

  1. 金属色の装置を歯の外側につける(金属ブラケット)
  2. 目立たない色の装置を歯の外側につける(審美ブラケット)
  3. 金属色の装置を歯の内側につける(舌側矯正)
  4. マウスピースをつける(インビザライン)

メリット・デメリット

矯正というのは自分の歯を無理やり動かして整えていくものです。これとは異なる方法で、自分の歯を削りセラミックをかぶせるというセラミック治療というものもあります。矯正と比べると治療期間が短く安価ではありますが、今回は矯正方法の比較をしたいので対象外と致します。

 

1.金属ブラケット 2.審美ブラケット 3.舌側矯正 4.インビザライン
メリット 安価である 1より目立たない 見えない 目立たない
3より安価
デメリット 目立つ 1より高価 高価である 高価である
3より目立つ 話しにくい 随時、脱着

 

歯列矯正の治療の流れ

僕が実際に行ったクリニックで提示されている治療内容について説明致します。舌側矯正を選択しましたので、それを踏まえてご覧ください。

カウンセリングから終了までのおおまかな流れ

治療の流れ

  • カウンセリング・・・3,000円
  • 口内の状態・機能検査・・・50,000円
  • 治療方針の選定・・・30,000円
  • 装置装着・・・200,000~550,000円
  • 調節期間(1年半~2年程度)・・・120,000~200,000円
  • 保定装置へ移行・検査・・・120,000円
  • 保定期間(5年程度)・・・30,000円
  • 検査・終了・・・30,000円

流れについてはどこのクリニックもこのような感じだと思います。料金の設定についてはクリニックごとに違います。例えば、調節期間の費用が装置装着の費用に含まれていて、調節期間中は費用がかからないという場合もあります。どちらにせよトータルの費用は100万円前後が目安になると思いますので参考にしてみてください。

注意ポイント

取り扱っている矯正方法の種類や料金はクリニックによって異なります。

自分に最適なクリニックを見つけることが重要です。

 

1.金属ブラケット 2.審美ブラケット 3.舌側矯正
装置装着費用 200,000円 230,000円 550,000円

目立たない装置ほど費用が高いです。上側と舌側の両方を合わせた費用ですので、もし片側だけだとこの1/2の費用になります。このクリニックでは大きく差があります。僕は矯正が恥ずかしいという思いがあったので、舌側矯正を選択しました。

 

治療が終わった今としては審美ブラケットでよかったなと思っています。

カウンセリングから終了までの詳細

 

step
1
カウンセリング

2018年に開始しました。まず、予約をしてカウンセリングを受けます。30分~1時間くらいの相談です。自分の歯並びの不満点を伝えて、それに対する治療方法・期間・費用・メリット・デメリットなどの説明を受けます。基本的には、事前に自分で調べた内容でした。初診・相談料として3,000円くらいかかりました。クリニックを決めておらず、ひとまず相談だけという場合は、カウンセリングが無料の所を探した方がいいと思います。

 

step
2
口内の状態・機能検査

レントゲン検査。顔・歯並びの写真撮影。嚙み合わせの検査。歯並びの立体画像の撮影。矯正方法を選定するために必要な検査です。立体画像の撮影ではテレビのリモコンみたいなサイズのカメラを口の中に入れられるのですが、結構つらかったです。トータルで50,000円くらいかかりました。

 

step
3
治療方針の選定

検査の結果に基づいて、治療方法の選定をしてもらいます。僕の場合は、親知らずを抜く必要があるということ以外は特に問題がなく、どの方法でも大丈夫だったので最終的には自分で決めることになりました。どの方法を選ぶか、部分的に矯正するのか、全体的に矯正するのかで大きく費用が変わってくるので、とても重要なポイントです。当時の僕は情報をほとんど持っておらず、装置が目立たないようにしたいという判断基準だけで舌側矯正を選択しました。分析診断料として30,000円くらいかかりましたが、ここの費用は少し高いなという印象です。

 

step
4
装置装着

いよいよ装置を装着していきます。しかし、イメージしていたものを一気に装着するということではありませんでした。ゴムを歯にはさんで隙間をつくったり、部分的に装置を装着して徐々にずらしていったりと段階があり、全体に装置を装着するまでは数ヶ月かかりました。メインの装置は歯の内側につけますが、ゴムをはさむ場合は外から見えることがあり、想定外でした。その間はなるべく話さないようにして、見えないようにしました。

 

step
5
調節期間

歯をずらしては装置を調整、ずらしては調整を繰り返すので月に1回通院します。この間に、僕は別の病院で親知らずを抜く必要がありました。紹介状を書いてもらい、初診を受け、予約してから施術という面倒なステップでした。矯正クリニックで抜歯をしてもらえる場合はこのステップは省略できそうです。

 

step
6
保定装置へ移行

調節期間が終了すると装置をとりはずします。強くくっついているはずですが、意外と簡単にとれます。僕の場合は、初診からここまでで16ヶ月かかりました。きれいな歯並びの状態で歯型をとり、保定装置(マウスピース)を作製します。動かした歯は元に戻ろうとするので、それを阻止するために保定装置を使用することはとても重要です。

 

step
7
保定期間

保定装置(マウスピース)を装着する生活をしていきますが、その他には特にすることはありません。理想としては、ご飯を食べるときと歯みがきのとき以外は常に保定装置をつけておくらしいですが、さすがに外でつけたりはずしたりは面倒なので僕は夜寝るときだけつけています。週に1回程度保定装置の洗浄をします。入れ歯洗浄剤のようなものでつけ置き洗いします。4ヶ月に1回通院して経過観察をしてもらいます。毎回3,000円の費用がかかります。

 

step
8
検査・終了

僕の予定では2025年に一旦終了となります。後戻りというのも起こり得るので、その先のことは分かりません。ここまでで期間が計7年程度、費用が計100万円程度の計算です。

 

歯列矯正の実体験による良かった点・悪かった点

僕は舌側矯正を選択しました。他の方法は体験していないので比較してどうかということは言えませんが、実体験による良かった点と悪かった点をお伝えしたいと思います。正直なところ、悪かった点の方が多いです。

良かった点

  • まわりに気付かれることがなかった
  • きれいに仕上がった

悪かった点

  • 自分も見えないので違和感を感じた時にどうにもできない
  • 食べ物がはさまりやすく取りにくい
  • しゃべりにくくなる
  • 口内の異物感が強く舌も引っかかるのでストレスが大きい
  • くっつきやすい食べ物(ガム、キャラメル、餅など)が禁止
  • 硬い食べ物は注意が必要
  • 丁寧な歯みがきが必要

結果的に、まわりに気付かれることがないということの代償はとても大きかったです。ストレスフルな毎日でした。仮にもう一度矯正するとしたら、舌側矯正だけは選択しないと思います。

 

歯列矯正の方法や費用まとめ

いかがでしたでしょうか。見た目を整える上で、「歯並び」は重要なポイントではないでしょうか。その分費用が大きいので、後悔しないように自分に適した方法を見つけてください。高額なものが最適とは限りません。なるべく安価な方法で治療し、他の美容に予算をまわすことをオススメ致します。

もっと説明して欲しい、もっと分かりやすくして欲しいなどがあればコメントしていただけると幸いです。随時対応させていただきます。最後までお読みいただきありがとうございます。

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