RFとは何か
RFとは、radio frequency の頭文字をとったものであり、高周波だとか無線周波数だとかラジオ波だとか呼ばれるもので電波の一種です。
周波のイメージはこんな感じでしょうか。
電波はこのように波打って進んでいきます。この波打つ回数が多く、より細かいものがラジオ波と呼ばれるものです。
そもそも脱毛の仕組みとは
脱毛とは、毛を作り出す細胞を破壊することです。段ボールをつぶすのにパワーが必要なように、何かを破壊するにはエネルギーが必要です。毛の場合は熱エネルギーを利用します。毛の細胞を破壊するには65℃程度の熱エネルギーが必要ですが、65℃の熱を人間が普通に浴びてしまうと体中がやけどしてしまいます。そこで、毛が黒いことを利用して、黒い色素にのみ反応するレーザーをあてて毛の細胞のみを破壊するのがレーザー脱毛の原理になります。
ではRF脱毛とは?
RF脱毛は、黒い色素に反応する、という原理ではありません。RFを肌表面から照射していきますが、RFは毛を避けて進んでいく性質があります。毛を避けるため、結果的に毛の周辺にエネルギーが蓄積されることになり、蓄積されたエネルギーが毛の細胞を破壊します。レーザー脱毛が直接的な攻撃とするならば、RF脱毛は間接的な攻撃といったところでしょうか。
RF脱毛と通常のレーザー脱毛の比較
通常のレーザー脱毛では、上記のように黒い色素に反応する原理を用いているため、黒色のうすい毛(うぶ毛や白髪)には反応しにくく脱毛が困難という弱点があります。また、色黒の肌の方は皮膚表面で反応してしまう可能性があるので利用できないことがあります。
通常のレーザー脱毛では、レーザーが毛を作り出す細胞に直接あたって破壊しますが、RF脱毛のラジオは波は毛を避けて流れていく性質があります。毛を避けて流れていく結果、毛の周辺にエネルギーが蓄積され、たまったエネルギーが毛を作り出す細胞を破壊します。原理が異なるため、黒色のうすい毛(うぶ毛や白髪)や色黒の方も利用することができます。
このように、よく知られている通常のレーザー脱毛とRF脱毛ではアプローチが異なるので、どちらかの方法でうまくいかなかった方はもう一方の方法を試してみる価値があります。
RF脱毛の流れ
①剃毛処理
脱毛治療の2ヶ月前から毛を抜くのを止めて剃る処理に変えておく。
日焼けをしないように生活する。
②治療前洗顔
クレンジングと洗顔を行う。体の場合も清潔にしておく。
③診察・テスト照射
お肌の状態を診察し、状態に合わせて照射パワーを決定する。
④照射
ジェルを塗布してから照射。痛みは弱いが、痛みが苦手な方は麻酔を使用。
⑤アフターケア
しっかりと保湿を行い、日焼け止めを使用しつつ強い日差しを避ける。メイクは可能。
流れとしては通常の脱毛と同じです。毛を抜いてしまっていると効果がないので、剃毛処理に変えておきます。施術後は肌が敏感になっているのでUVケアをしっかりしてください。違う点は施術時間がレーザー脱毛に比べると長いというところです。RFをピンポイントで照射していくので脱毛範囲が広いほど時間のかかり方が長くなってます。両足ヒザ下で30分程度です。
うぶ毛も脱毛できるRF脱毛の仕組みまとめ
いかがでしたでしょうか。脱毛はして満足だけど、脱毛したがゆえに今度はうぶ毛が気になっていしょうがないという方も多いのではないでしょうか。100%なくなるということはありませんが、RF脱毛は試してみる価値があると思います。理想的なツルスベ肌を目指して一緒に頑張っていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。